曇り空を青空に!空の置き換えアプリ3選比較

目次

空の置き換え

せっかく写真を撮ったのに、空模様がイマイチだった…なんて経験はありませんか?

今どきの画像編集ソフト(アプリ)は非常に優秀で、AIによって曇り空を一瞬で快晴に置き換える…なんてこともできるようになっています。そこで、空の置き換え機能が優秀なアプリをいくつか紹介しつつ、それぞれの使い勝手から出来映えなどの違いを比較してみたいと思います。

空を置き換えたサンプル画像
空の置き換え前の画像 空の置き換え後の画像

比較アプリ3選

今回は以下の3つのアプリを比較に使用しました。

Photoshop

言わずとしれた画像編集ソフトの大御所。空の置き換えの他、プロでも100%使い切れる人は少ないほど様々な機能を持つ、デザイナーの主力ツールの一つ

月額1,078円〜のサブスクリプションプランのみ

Luminar Neo

人物の自動切り抜き(マスク)や光源の追加、ホコリの自動削除など、AIによる自動調整をメインとした機能と、レイヤーを駆使したレタッチも可能な次世代の画像編集ソフト。

13,180円の買い切りタイプで、頻繁にセールも実施

Photoshop Camera

Adobe Photoshopの名を関したスマートフォン用カメラアプリ。本家と同様にAIテクノロジーを使った様々な合成や、ポートレート風自動調整などが可能。

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これらの3つのアプリを使って、空の置き換え機能を比較していきます。

サンプル画像1(難易度: やさしい)

今回、各アプリの空の置き換え機能を比較するためにサンプル画像をいくつか用意しました。

サンプル画像1

空とそれ以外の境界がくっきりとしていて、手作業での置き換えも比較的楽そうなもの。まずはこれで様子見したいと思います。

Photoshop編

STEP
メニューから「空を置き換え」を選択する

Photoshopの空の置き換え機能は、置き換える画像のレイヤーを選択している状態で、「編集」→「空を置き換え…」を選択します。

「空を置き換え」を選択
STEP
置き換える空を選択する

「空を置き換え」ウィンドウが表示されるので、プリセットとして入っている空の中から置き換えたい空を選択します。また、手持ちの空画像を選択してプリセットに追加することもできます

STEP
置き換え具合を調整

選択した空に応じて、AIが自動的に空以外の部分もいい感じに調整してくれます。さらに、必要に応じて置き換えた状態を見ながら、空の境界や明度・大きさなどをスライダーで調整します。また、空以外のオブジェクト(前景)に対しての明度などの調整もできます。さらに、ブラシを選択することでマスク領域を追加・削除の微調整をすることもできます。

STEP
置き換え完了

雲あり快晴、夕焼け空、共に違和感のない置き換えに見えます。ちなみに、置き換えた空はマスクレイヤーとして生成されているので、その後Photoshop上でさらに追加修正も可能です。

Photoshopで雲あり快晴に置き換えた画像

Luminar Neo編

STEP
メニューから「スカイ」を選択する

Luminar Neoの空の置き換え機能は、「編集」→「ツール」→「スカイ」を展開し、プリセットの中から置き換えたい空を選択します。プリセット以外に空を追加する場合は、公式サイトから有料プラグインとして購入する必要があります

STEP
置き換え具合を調整

選択した空に応じて、AIが自動的に空以外の部分もいい感じに調整してくれます。さらに手動で、空の位置やマスク領域、新しい光源をスライダーで調整することができます。空が他のオブジェクトに反射する量や、ボケ具合、粒子を足すなど、調整項目は多岐にわたります。

STEP
置き換え完了

雲あり快晴、夕焼け空、共に自然な置き換えに見えます。

Luminar Neoで雲あり快晴に置き換えた画像

Photoshop Camera編

STEP
効果を適用するレンズを選択する

Photoshop Cameraは、様々な画像編集効果がレンズごとに分かれているので、好みのレンズを事前にダウンロードしておきます。写真を読み込み、空の置き換え効果のあるレンズ(ブルースカイなど)を選択します。

STEP
置き換え具合を調整する

基本的に選んだ空によって色味などは自動的に調整されます。その他の調整項目はレンズによって変わりますが、空のマスク領域などは調整することはできません。

STEP
置き換え完了

他のアプリに比べると調整できる項目が少ない分、やや大げさな描画になりがちですが、おおむね問題なく置き換えられているように見えます。

Photoshop Cameraで雲あり快晴に置き換えた画像

サンプル画像2(難易度: 普通)

サンプル画像2

続いて、よくあるシチュエーションとして、空の大半が雲に覆われた画像で同様に試してみます。

Photoshop編

白と灰色の雲に覆われていた空の領域を正しく認識して、それぞれの空に置き換えているように見えます。空以外のオブジェクトに対する照り返しの調整も自然な感じ。

Photoshopで雲あり快晴に置き換えた画像

Luminar Neo編

こちらも曇り空を正しく認識して置き換えているように見えます。前景に対する明度や彩度は手動で若干調整しました。

Luminar Neoで雲あり快晴に置き換えた画像

Photoshop Camera編

パッと見は自然ですが、建物の壁が白っぽい部分が若干置き換えた空に侵食されていました。拡大すると目立つかもしれませんが、SNSに載せる程度なら平気かも、というところです。

Photoshop Cameraで雲あり快晴に置き換えた画像

サンプル画像3(難易度: やや難しい)

続いて、空との境界は比較的くっきりしていますが、前面のオブジェクトにより空が多数に分割されているような少し意地悪なシチュエーション。隙間から見える空も正しく認識して置き換えられるでしょうか?

サンプル画像3

Photoshop編

マスクの境界とぼかし具合をスライダーで調整し、さらにブラシで若干補正することで、隙間から見える空もいい感じに置き換えられています。SNSにアップするくらいには充分そうですが、デザイン素材として使用するためにはさらに追加で補正が必要に見えます。

Photoshopで雲あり快晴に置き換えた画像

Luminar Neo編

隙間から見える空も含まれるようにマスク領域を手動調整する必要がありました。しかし、全体的なバランスが限界なのか、空との境界部分に不自然さが目立ちます

Luminar Neoで雲あり快晴に置き換えた画像

Photoshop Camera編

一見綺麗に置き換えられているように見えますが、隙間から見える空が置き換わっていません。Photoshop Cameraではマスク領域を一切編集できないので、このようなシチュエーションが苦手なように思えます。

Photoshop Cameraで雲あり快晴に置き換えた画像

サンプル画像4(難易度: 難しい)

最後に、全体的に明度高めで毛先フワフワな犬とセットという、手動で切り抜きする場合も嫌なシチュエーション。
各アプリ、どこまで自動調整が可能か正念場。

サンプル画像4

Photoshop編

ある程度自動に置き換えてくれましたが、犬の白い毛先部分に若干空が侵食していたので、スライダーによる調整と、ブラシで微調整することで、まあまあ自然な感じになりました。本格的に使用するには追加補正が必要ですが、短い時間でここまでできることを考えればかなり効率が良いと言えます。

Photoshopで雲あり快晴に置き換えた画像

Luminar Neo編

スライダーによる調整でも限界があり、毛先部分に空が侵食してしまいました。しかし、毛色によってはまだイケたかも!という可能性を見せてくれました。

Luminar Neoで雲あり快晴に置き換えた画像

Photoshop Camera編

これは見事な光学迷彩!というくらいに空が侵食してしまいました。マスク領域も調整できないので詰みです。同じPhotoshopの名を冠していても、AIによるオブジェクト認識にはかなり違いがあるようでした。

Photoshop Cameraで雲あり快晴に置き換えた画像

まとめ

各アプリの「空の置き換え」を比較してみましたが、AIの認識能力、各種調整や追加補正のしやすさを考慮すると、やはりPhotoshopが最も優れているように感じました。その分お値段がするのが最大の悩みどころですが。

Photoshopのここが良かった!
  • プリセット以外に手持ちの空画像を使える
  • AIによる境界が不十分な場合、ブラシでマスク領域を調整できる
  • 置き換えた空がマスクレイヤーとして生成され、その後さらに詳細な編集ができる

Luminar Neoも意地悪なシチュエーション以外では、かなり自然に空の置き換えができ、調整機能も充実しているので、買い切りタイプが良いという場合におすすめです。プリセットにある空以外を追加するには別途購入するしかないのが注意です

Luminar Neoのここが良かった!
  • 調整できる項目が非常に多く、スライダーをいじるだけで完結できる
  • 空の置き換え以外にも様々な調整が直感的にできる

Photoshop Cameraは無料のスマホアプリなので、最も手軽に「空の置き換え」を手元の画像で体験することができます。調整機能があまりなく、レンズを選択するだけという潔い作りになっているので、SNS用に試しに使ってみるのも良いと思います。

Photoshop Cameraのここが良かった!
  • 深く考えずにレンズを選ぶだけという簡単な操作
  • 手持ちの画像の空を入れ替えてSNSに共有するという操作がスムーズ

もちろん各アプリの「空の置き換え」は、グラフィックデザインにおけるショートカットの一つであって、それだけで全て完結するほどの完成度はありません。しかし、AIの進化を効率化と捉えるのであれば、使い方によっては強力な味方になってくれる可能性もあります。

この一機能で判断するのではなく、総合的なデザイン知識の一つとして受け取ってもらえると幸いです。

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